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PyCon APAC 2024 参加レポート

2024年10月25日(金)~27日(日)にインドネシアで開催された PyCon APAC 2024 にバックエンドエンジニアの 松土 慎太郎、陶山 嶺、小門 照太の3名が登壇しました。

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今回はイベントの振り返りとして登壇資料と登壇者の感想を紹介します。

登壇振り返り

Empowering your real life with Raspberry Pi

  • 概要: 音声認識及び音声合成を活用して、その日のスケジュールを教えてくれる音声ボットをRaspberry Piによって作ります。初学者の方を対象に、ハンズオン形式でRaspberry Piのパワーを日常生活に取り入れる案内をいたします。
  • 登壇者: 松土 慎太郎
  • 発表資料:

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登壇者の感想

PyCon APAC 2024で「Empowering Your Real Life with Raspberry Pi」というテーマで発表しました。英語は得意ではありませんが、ハードウェア開発に興味を持ってもらえるよう、構成の工夫や発表の練習にいつも以上に力を入れました。その結果、参加者から多くの質問や反応をいただき、関心を引くことができたと感じています。 また、弊社RevCommのジャカルタオフィスを訪問し、現地のスタッフと交流する機会も作ることができました。直接顔を合わせて話すことで、日頃の業務のつながりをより深めることができたのは大きな収穫です。 このような貴重な経験を与えてくれた会社やチームに感謝しています。今回の学びや気づきを、今後の業務に還元していきたいと思います。


The power of Python's type hints: Case studies focusing on famous libraries

  • 概要: 近年のPythonは型ヒントの強化が活発で、メジャーアップデートのたびに便利な機能が追加されています。 さらに型ヒントを活用するライブラリやツールも多く登場し、コミュニティからの絶大な人気を集めています。 (中略) Pythonの型ヒントはまだまだ多くの可能性を秘めていると思います。 本セッションを通じて、普段の開発で型ヒントをより便利に活用し、新たなアイディアを自身の手で具体化していきましょう。
  • 登壇者: 陶山 嶺
  • 発表資料:

docs.google.com

登壇者の感想

PyCon APAC 2024では「The power of Python's type hints: Case studies with a focus on well-known libraries」というタイトルで、FastAPI、Pydantic、SQLAlchemyといったRevCommの業務でもわたしがよく利用しているライブラリの内部の実装を紹介するトークを行いました。 今回はわたしにとって初めての海外イベント参加、初めての英語で行うトークだったので、当然ながら準備は大変でした。しかし、初めてだからこそしっかりと準備を行なっていたので、当日が近づくにつれて徐々に「大丈夫」という気持ちに変化していました。いまは無事にトークも終わり、達成感を感じています。

国内のイベントではこれまで何度かトークをしていましたが、今回のPyCon APAC 2024では初めてプロポーザルを出したときのような新鮮な気持ち、チャレンジ精神で向き合うことでき、得られたものもその分大きかったです。また、今回はジャカルタオフィスのメンバーたちとも交流でき、現地で直接コミュニケーションができたからこそ学べたことも多かったです。機会があればまた挑戦したいと思います。


Developing Python Libraries Using Rust

  • 概要: Python以外の言語で実装された機能(モジュール、クラス、関数)をPythonのライブラリとして使用することが可能です。 有名なものでは Numpy / Pandas は高速化のために主にC言語をベースに実装されています。 最近ではC/C++以外にもRust言語の活用が注目されています。 本セッションでは、Rust を利用してPythonライブラリを開発する利点や手順などを解説します。 また実際にRustが使用されているライブラリの実例を紹介します。
  • 登壇者: 小門 照太
  • 発表資料:

docs.google.com

登壇者の感想

私のトークタイトルは「Developing Python Libraries Using Rust」でした。 ※2024年9月PyCon JPのトーク「Rustを活用したPythonライブラリの開発」を英語に翻訳したものです。

今回このタイトルを選んだ理由は私自身がRust言語を学びたかったためであり「登壇ドリブン学習」でした。 PythonのカンファレンスでRustを中心にしたトークは少し異質だったかもしれませんが、Python開発者が持ち帰ることのできる有益な内容を心掛けました。 結果として、会場では多くの方が聞きに来てくれたり発表後に質問や感想を言いに来てくれて充実した登壇となったと思います。

英語での登壇は初めてでしたが、今回は同僚2名(+ つい最近退職した元同僚が1名)と同行できたことはとても心強かったです。 プロポーザルを提出するきっかけを含め、今回のような活動ができる仲間がいるのはとても幸せなことだと感じています。

おわりに

以上、PyCon APAC 2024 への登壇に関するまとめになります。技術評論社様のWebページにおいても弊社の小門 照太が寄稿したPyCon APAC 2024への参加レポートが公開されているため、よろしければこちらもご参照いただければと思います!

gihyo.jp

RevCommでは今回の PyCon APAC 2024 の開催地であるインドネシアにおいてもサービス展開しており、ジャカルタにオフィスがあります。今回の PyCon APAC 2024 への登壇に伴い、現地のジャカルタオフィスに所属するスタッフと交流する機会を作ることができるという点も大きなモチベーションとなり、今回、3名のメンバーが登壇する運びとなりました。

後日、弊社のnoteにおいても PyCon APAC 2024 の登壇に関するインタビュー記事を掲載予定です。もしご興味がありましたらぜひそちらもご覧いただければと思います!

note.com