2023年4月28日(金)に、【RevCommのエンジニアの開発組織とは】というオンラインイベントを開催しました。この記事ではイベントの内容に触れながら、時間の関係でイベントで触れることのできなかった情報を紹介します。
イベントは3つのテーマに分けて、プロダクトや働き方、カルチャーを紹介しました。
- RevCommという会社と開発しているプロダクトについて
- 開発組織について
- 現場のリーダーの考えについて
イベントの動画も公開しています。
急成長しているスタートアップの1つの開発組織のあり方として参考になると思います。ぜひご覧ください!
RevCommの開発組織の中心にいる4人の登壇者
今回の登壇者は、RevCommの開発組織の中心にいる4人。執行役員/CTOの平村と、執行役員/Senior Engineering Managerの瀬里、Engineering Managerの川添と、Backend Engineerの大谷です。
役職としてはマネジメントやリーダーのポジションですが、全員がコードも書きます。 RevCommではおおよそ8 〜 9割ほどのリーダーやマネージャーが、マネジメントをしながらも開発をしています。
技術を深く理解し、チームワークを駆使し、コミュニケーションの再発明に向けてプロダクトの改善や、新規プロダクトのリリースに向けて日々向き合っている4人です。
それでは、イベントの内容に踏み込んでいきましょう。
RevCommの会社組織と主要プロダクト
まずはCTOの平村からRevCommがどういう企業なのか、そしてどんなプロダクトを作っているのかの説明です。会社概要・ミッション・プロダクトの説明やMiiTelのデモをしました。
平村は、高い技術力を持ちながらもビジネスの企画が得意で、両方についてわかりやすく伝えることができるCTO。ミッションである「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」と「なぜその中で音声にフォーカスするのか」という話のあたりから熱が入ります。
「(テキストコミュニケーションと比較して)音声のコミュニケーションはまだ全然データ化もされておらず、検索・分析や、AIが人の代わりに何かをするような試みにまだ繋がっていません。これはビジネスチャンスなんじゃないかと。こういったサービスやプロダクトを作ろうと集まったメンバーが作った会社です」
次にRevCommの主力サービスである、MiiTelの紹介です。
「電話営業のブラックボックス化問題という課題を解決したい」という目的と、1つ1つの機能についての説明をしています。
動画内ではデモも行っています。MiiTelを使ったことのない方も多いと思うので、ぜひ動画のデモもご覧ください。
RevCommのエンジニア部門について
次に、執行役員/Senior Engineering Managerの瀬里からRevCommのエンジニア組織についての説明です。
マトリックス組織という体制をとっていること、アジャイル開発を行っていること、使用している言語やツール、社員間でのコミュニケーションも大切にしていることについて話しました。
「弊社のマトリックス組織とは、個人がテクノロジーチーム(フロントエンドやバックエンドといった職能ごとのチーム)に所属し、それぞれのチームから人が集まってプロジェクト(MiiTel Analyticsや新規プロジェクト)を作り上げるという組織体制です。特徴的な制度として、時間さえあれば自身の配属されたチームとは異なる興味の分野のタスクも、担当していいという制度(15%ルール)があります」
例えば、筆者の知っている範囲でも、フロントエンドエンジニアがモバイルアプリ開発のためFlutterを扱ったり、バックエンドのタスクを担当したりということがあります。
また、瀬里は社員同士のコミュニケーションについても語ります。
「フルリモート、フルフレックスだからこそコミュニケーションは活発です。対面でも、年に4回ほどチームのミーティングなどで会う機会があります。普段の業務ではSlackだけで解決しない問題はすぐにビデオ会議をしたりします。また、社員によっては、休みのときに旅行先にいる社員と会って飲み会をしているということもあります」
その他、何か困ったことがあるときに助けを求めるためSlackにhelpmeチャンネルがあるということなどが話題に上がりました。
プロジェクトとエンジニアの紹介
今までは会社全体やエンジニア組織全体についての説明が中心でした。次に各プロジェクトのメンバーをまとめる2名の紹介です。
規模が小さくスピードが求められるプロダクト群を扱うEngineering Manager
まずはEngineering Managerの川添から。川添はCorporate Engineeringというチームのリーダーをしていて、主にセールスやカスタマーサクセスなど社内のメンバーが業務で使うシステムを開発しています。
「スピードが求められるので、プレッシャーを感じることはあります。一方で融通も利くので、バランスをとりながら進めています」とのこと。
「社内のメンバーが使うシステムを扱っているからこそ、自分たちの作ったものの上で、ビジネスを動かしていくことができる」という所にやりがいを感じているそうです。
その他、川添は社内の開発者が自分の専門外の技術を学ぶ機会を作っていることにも触れています。
自分のチームだけではなく、社内のエンジニアの技術向上の機会を作っていただけるのが素晴らしいですね!(実は筆者もお世話になっています。)
チームの連携をとりながら全体も俯瞰するBackend Engineer
次はBackend Engineerの大谷です。入社して半年ほどですが、多方面で活躍しています。
プロジェクトマネージャーの補佐もしており、担当しているのは、通話の分析結果を表示するMiiTel Analyticsというプロダクト。MiiTel AnalyticsはMiiTelの中心とも言える存在です。
「MiiTel Analyticsは他のチームと連携する必要がある部分も多く、各チームのタスクの調整を行うこともある」そうです。
また、「プロジェクトマネージャーと連携して、Analyticsチームの役割がこのままで良いのかということや、プロジェクト管理のやり方も見直しを図りながら進めています」とのこと。
大谷はMiiTel Analytics以外にも、組織全体のプロジェクト管理のあり方について改善を図るチームにも、自分で手を上げて参加しています。
入社歴に関わらず、意欲のある方が自分の力を発揮できるところはRevCommの良いところです。
おわりに
上記のような内容が座談会では話されました。 この他にも、モデレーターの小畑がよく聞かれる質問への答えも登壇者から引き出しています。また、応募者の方向けにフォロー体制やキャリアパスなどにも触れています。
少しでも興味が湧いたらぜひ動画をご視聴ください!
また、RevCommは7月5日(水)の正午にDjangoをテーマにした技術勉強会を開催します。
世界に認められたAIスタートアップが、Djangoを使って感じる良さとは?
オンラインでの開催です。是非ともイベントへのご参加をお願いします!